ダークシーカー編のラスボスである「ゼアノート」。
彼は今までのシリーズで数々の策を張り巡らしてきました。
今回は、ゼアノートが行った計画についてまとめてみようと思います。
ゼアノートの最終目標
ゼアノートの最終目標は、真のキングダムハーツによる「世界の再創造」です。
KH3最終決戦後、ゼアノートは、”現在の世界は失敗しており、初めからやり直す必要がある“と述べています。
ゼアノートによると、
↓
闇から光が生まれた
↓
光から心がうまれ、心から悪意が生まれた
↓
悪意から闇が生まれ、希望や光を飲み込んでいく
せっかく生まれた希望や光が、最終的には闇に飲まれ消えてしまう。こんな世界は”失敗”である。
という思いから、世界の再創造を目的とし様々な計画を立ててきました。
ゼアノートの計画
最終目標である「世界の再創造」には、(真の)キングダムハーツを開く必要があります。
真のキングダムハーツを開くには「χブレード」が必要です。
χブレードを作るには?
χブレードを作るには、「7つの光」と「13の闇」の衝突が必要です。
そのため、ゼアノートの計画では光と闇を「衝突」させることが肝となります。
なぜこの衝突が必要なのかは、ながーいハナシになるのでここでは割愛します。
ゼアノートの計画は3つ
ゼアノートの計画は、大きく分けて3つありました。
- 純粋な光と闇の衝突 [KH BbS]
- セブンプリンセスと13機関の衝突 [KH1、KH2]
- 光の守護者と真13機関の衝突 [KH3D、KH3]
純粋な光と闇の衝突
ゼアノートが最初に実行した計画です。
この計画は、ゼアノートが横着して行われたものです。
本来必要な「7つの光」と「13の闇」を、代用品で再現できないか試しました。
その代用品として、自身の弟子(ヴェントゥス)の心から闇を抜き取り、純粋な光と闇に分けました。
闇 → 純粋な闇の心(ヴァニタス)
それぞれ純粋な心を衝突させ、「χブレード」の作成に着手。
しかし、正しい方法ではなかったため不完全なχブレードができてしまいます。
不完全なχブレードはヴェントゥスに破壊され、計画は失敗しました。
しかし、闇の素質があったテラをそそのかし、体を乗っ取ることに成功。
老いた体とおさらばし、若くて健康な体を入手しました(テラ=ゼアノート誕生)。
セブンプリンセスと13機関の衝突
ゼアノートは自身を「心(ハートレス)」と「体(ノーバディ)」にわけ、光と闇を手分けして入手しようとしました。
ハートレスであるアンセムは光を、ノーバディであるゼムナスは闇を集めます。
13の闇 → 13機関
KH1
セブンプリンセスとは「純粋な光の心」をもった7人の少女です。
基本的にディズニープリンセスがこれに当たりますが、カイリのようにプリンセスではないものもいます
【キングダムハーツ】セブンプリンセスとは?KHの用語をわかりやすく解説
アンセムはマレフィセントなどの闇の勢力を利用し、セブンプリンセスを捕らえました。
しかし、ソラによりセブンプリンセスは解放、アンセムも撃破され消滅しました。
KH2
ゼムナスは13人のノーバディによる組織「13機関」を結成しました。
13機関の目的は「13の器にゼアノートの心を分ける」ことです。
ノーバディには心が無いため、心を移すにはうってつけの器です。
しかし、機関員は器として不適合な人物(裏切り者や心が芽生えたもの)が多く、計画は失敗。
ソラとリクによりゼムナスは撃破され消滅します。
光の守護者と真13機関の衝突
アンセムとゼムナスが消滅したため、ゼアノートは人間として復活します。
復活したゼアノートは最後の計画を実行すべく、真13機関を結成します。
最後だけあって、唯一成功したと言える計画です。
13の闇 → 真13機関
キーブレード使いである「光の守護者」と、自身を含んだ闇の探究者「真13機関」の衝突により「χブレード」を作成します。
かなり念入りに計画しており、保険(ニューセブンハート)まで準備しています。
※ニューセブンハートについては「セブンプリンセス」を参照。最終的に使われなかった。
光と闇のキーブレード戦争の末、χブレードの作成に成功しキングダムハーツは開かれました。
しかし、ソラとの決戦に敗れ、ソラの手によってキングダムハーツは閉じられました。
戦いに敗れたゼアノートは消滅し、彼の長い計画もこれにて終了となりました。
余談:すべてはマスター・オブ・マスターの計画?
ゼアノートは青年時代、マスター・オブ・マスターと出会っていました。
ゼアノートが使っているキーブレードは「贖罪の山羊・見つめる目※」などと呼ばれるキーブレードです。
※KH3シークレットレポートより。正式名称は不明。
このキーブレードはもともと「マスター・オブ・マスター」のキーブレードでした。そこから転々と受け継がれ、ゼアノートのもとへたどり着きます。
マスターはゼアノートの未来を知っています。そんな彼は、ゼアノートに対し”助言“や”誘導“ともとれる言葉をかけています(「いずれ闇を支配するようになる」など)。
ゼアノートの未来がわかるのに、なぜ彼が闇に傾倒するような言葉をかけたのか、疑問が残るシーンとなっています。l
ゼアノートが闇に傾倒することも、マスターの計画なのかも…?
まとめ
ゼアノートの計画は大きく分けて3つあり、光と闇を衝突させることで「χブレード」を作ろうとしていました。
最終的にすべて失敗したものの、時を超えた大掛かりな計画を立てられるゼアノートは、やはり優秀なキーブレード使いだったのでしょう。
彼の最終目的を考えると、少なくとも当初は世界のことを案じての計画だったのでは?と考えられます。
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